タワーマンションの選び方において大切なポイントは何でしょうか?
立地を重視するのか、部屋の広さに重きを置くのか、共用施設で決めるのか…
人によって判断基準は変わってきます。
そんな中でも判断基準を決めるとすれば、「設備」と「サービス内容」がかなり重要になってきます。
そこで本記事では、タワーマンションの選び方を5つのポイントにわけて解説します。
タワーマンションの入居を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
- タワーマンションを選ぶ5つのポイント
- タワーマンション選びで重要な視点
タワーマンションのメリット・デメリットについては、こちらの記事もご参考ください。

Contents
タワーマンション選びで大切な5つのポイント
mohamed HassanによるPixabayからの画像
タワーマンションの選び方のポイントは、主に5つあります。
- コンジェルジュのサービス内容はどうか
- エレベーターは十分か
- 駐車場の台数やルールはどうか
- 災害対策は十分か
- 共用施設は充実しているか
①コンシェルジュのサービス内容はどうか

コンシェルジュのサービス内容や滞在時間は、入居前に事前に確認しておきたい点です。
なぜならコンシェルジュは無料ではなく、入居後に毎月支払う「管理費用」から支払われているからです。
「平成30年度(2018年度)マンション総合調査結果」によると、2018年のタワーマンション(20階建以上の建物)の平均管理費用は月額15,726円でした。
コンシェルジュは入居者の管理費用から賄われています。
コンジェルジュが高いお金に見合うだけのふさわしいサービスや接客をしてくれるのか、事前に確認しておきたいところです。
なお、コンシェルジュの一般的なサービスは以下の通りです。
- クリーニングの取次
- 宅配便の発送や受け取り
- タクシーの手配
- 設備故障の際の業者紹介
- レンタカー手配
- 入居者不在の際のゲスト対応
- ゲストルームやフィットネスジムなどの利用管理 など
※タワーマンションによって対応は異なります
タワーマンションによって、24時間滞在していることもあれば朝~夕方までと時間が決まっていることもあります。
タワーマンションは、コンシェルジュが一種のステータスとなっています。
コンジェルジュの質が高いところは、総じてハイグレードなタワーマンションです。
だからこそ、自分に合ったサービスを提供してくれるのか、入居前に細かく確認しておきたいですね。
②エレベーターは十分か
Robert AllmannによるPixabayからの画像
タワーマンションを選ぶ際、必ずエレベーターについては確認すべきです。
なぜならタワーマンションによっては通勤や通学時間に混むことが多く、場合によっては10分以上待つこともあり得るからです。
エレベーターにおいて、「適正台数」という考え方があります。
運転能力や周辺状況によって異なるので一概には言えませんが、エレベーターの適正台数は「100戸に1台」と言われています。
またエレベーター関連で、入居前に確認しておきたい点は以下の通りです。
- エレベーター1台あたりの収容人数は十分か
- エレベーターは高階層と低階層で分かれているか
→1台あたりを使う住民が減るので、平均乗車時間が少なくなる - 階段を利用できるか
→低階層だと、ピーク時間は階段を使う方が早い - 外からエレベーター内を防犯カメラで確認できるか
→エレベーター内の映像が外から確認できると防犯性が高い - 駅から近い場所にあるか
→駅近だと、自分と同じ電車に乗る住民で混みやすくなる
上記事項は、事前に不動産会社に確認しておきましょう。
また、できれば朝の時間に内覧して、実際のエレベーターの込み具合や住民の様子を確認しておくのがおすすめです。
③駐車場の台数やルールはどうか
タワーマンションを選ぶ際に見落としがちですが、駐車場についても確認するべき点です。
駐車場が狭いと利用できない可能性もありますし、思ったより駐車場代が高額なケースもあります。
駐車場関連で確認するべき事項は、以下の通りです。
- 「平置き駐車場」か「機械式駐車場」か※
- 駐車可能台数は何台か
→総戸数に対して十分な数の駐車台数があるか - 駐車場のルールはどうなっているか
→管理規則によって、ふかし禁止や洗車禁止などのルールが定められているので、トラブル防止のためにも事前に確認しておきたい - 近隣にコインパーキングはあるか
→駐車場が空いていない、またはマンションの駐車場代が割高な場合、近隣の駐車場を利用することも視野にいれましょう - 駐車場代はどのような用途に使われているか
→駐車場代が管理費用や修繕積立金に充てられているような悪質なケースもある
※「平置き駐車場」
…平面(地面)からそのまま停められる駐車場。
道路とつながっていることも多く、すぐに出入りできるメリットがある。一方で屋根がないタイプだと、車が汚れやすくなるデメリットも。
※「機械式駐車場」
昇降機で車を入出庫する駐車場。
セキュリティが高く大切な車を守れるメリットもあるが、一方で機械のメンテナンスなどで管理費用や駐車場代が高くなることも。
↓平置き駐車場の例↓

↓機械式駐車場の例↓

たとえ今車を持っていない方でも、将来的に車を購入する可能性もあります。
そのため入居前には、駐車場のことはしっかり不動産会社に確認しておきましょう。
④災害対策は十分か
Angelo GiordanoによるPixabayからの画像
タワーマンション選びにおいて、災害対策の確認は欠かせません。
日本は地震大国であり、最大震度7とも予想される南海トラフ地震がいつ来てもおかしくない状況だからです。
大阪市によると、南海トラフ地震で早期避難が遅れた場合、大阪の想定死者数は約13万人です。
また震源地が遠い地震だったとしても、長周期振動の影響でタワーマンションが揺れることもあります。
どんな地震が来ても大丈夫なように、タワーマンションの災害対策を事前に確認しておくのは必須です。
タワーマンションの災害対策では、以下の点を事前に確認しておきましょう。
- 地震に対する構造が「免震」「耐震」「制振」のどれか※
- タワーマンションに防災用の倉庫があるか
→医療品や食料品などの備蓄が十分保管されているか、不動産会社に聞いてみるのがおすすめです - 自衛消防組織や、非常時の災害行動マニュアルは整備されているか
- 災害時における住民同士の自助の仕組みはどうか
→住民同士の安否確認のシステム、日頃から住民同士のコミュニケーションの場があるかなど
※「免震」
…揺れが伝わらない構造。
家具などは転倒しにくいが、免震装置のメンテナンスなどで費用がかかりやすい。
「耐震」
…揺れに耐える構造。
建物の構造自体を強化することで地震に強い構造になっているが、しかし地震の揺れをもろに受けてしまい、上階ほど揺れが大きくなる。
「制振」
…揺れに備える構造。
地震とともに制振装置も揺れるので、建物全体が揺れにくい。コストはやや高いが、多くのタワーマンションで採用されている構造。
基本的に、最近のタワーマンションは地震に強い構造になっています。
超高層建築物(高さ60mを超える建築物および地上4階建て以上の免震物)は、国土交通大臣の認定を受ける必要があります。
つまり国の厳しい基準をクリアしたタワーマンションのみが建築されているわけです。
そのため災害対策で大切なのは、家庭ごとの防災の取り組みです。
災害に備えて普段からどれだけ災害の対策をしているかが、非常時の行動を大きく左右します。
⑤共用施設は充実しているか
※ザ・パークハウス中之島タワー(大阪市北区中之島) 1階ラウンジ
タワーマンション選びにおいて、共用施設は欠かせません。
「タワーマンションの醍醐味は共用施設にある」と言っても過言ではないからです。
タワーマンションによっては共用施設に趣向を凝らし、住民に満足してもらうように工夫しています。
共用施設の中でも事前に確認しておきたいポイントは以下の通り。
- スカイラウンジ
→上層階にある、全面ガラス張りのラウンジ。
バーラウンジも併設されている所もあり、家族や恋人など大切な人と夜景を見ながら楽しむのは筆舌に尽くしがたい - フィットネスジム
→住人専用のフィットネスジム。
外に出る必要はないので、運動の習慣がつきやすい - 24時間ゴミステーション
→各階にゴミステーションがあるとゴミ捨てが楽になり、エレベーターに持ち込む必要もなくなる - ゲストルーム
→住民の来客専用の宿泊部屋。
一般的にホテルで泊まるよりも宿泊料金は安く、またタワーマンションの豪華さを体験できるので、来客に喜ばれること間違いなし - 宅配ボックス
→不在でも宅配の受け取りが可能。
今どきのタワーマンションにはたいてい設置されているが、生鮮食品や大きなものは利用不可の場合もあるので注意
上記のような共用施設があるか、事前に確認しておきましょう。
エントランスが広ければゲストは圧巻されますし、フィットネスジムがあれば生活満足度は向上します。
内覧の際に、可能ならばすべての共用施設を見ておくのがおすすめです。
タワーマンションの選び方で大切なのは「トータルで見て価値があるかどうか」
Bruce EmmerlingによるPixabayからの画像
タワーマンションの選び方で最も重視してほしいのは、「タワーマンションをトータルで見た時に支払うお金以上の価値を感じるか」です。
なぜならタワーマンションは、部屋だけではその価値をはかれないからです。
たしかにタワーマンションを部屋だけで見てみると、値段ほどの価値を感じないことは多いでしょう。
同じ家賃を払っていたとしても、一般的なマンションの方が倍以上部屋は広いことも多々あります。
では高い家賃を支払って、タワーマンションのどこに価値があるのでしょうか?
タワーマンションの価値は、共用施設や眺望、セキュリティなどの付加価値にあります。
共用施設にはゲストを呼んでパーティーをする「パーティーラウンジ」や、高層階でお酒を楽しむ「スカイラウンジ」などがあります。
ゲストを共用施設に呼べば、驚かれること間違いなしです。
※ブランズタワー梅田Northの1階ラウンジ。全面吹き抜けのガラスで、日が差し込み贅沢な空間を作り出している
また、タワーマンションはセキュリティも充実しています。
今どきのタワーマンションは部屋に行くまで3、4重ロックとなっており、不審者が侵入するのはほぼ不可能。
まさに、安心をお金で買っていることに他なりません。
つまり何が言いたいかというと、部屋以外にもタワーマンションを隅々まで見て、住むかどうかを検討してほしいのです。
たとえ部屋が立派でなくても、フィットネスジムやフリースペースに大きな価値を感じるのであれば、そのタワーマンションに住む価値はあります。
タワーマンションをトータルで考え、その全体の価値と、家賃などのコストを天秤にかけて検討してみてください。
まとめ:自分が住むにふさわしいタワーマンションを選ぼう
タワーマンションを選び方で見るべきポイントは、「コンシェルジュ」「エレベーター」「駐車場」「災害対策」「共用施設」の5つです。
設備やサービスが優れているタワーマンションは、住民の満足度も高く、資産価値は落ちにくくなっています。
またタワーマンションの選び方で大切なのは、「タワーマンション全体で価値をはかること」です。
部屋だけで住むかどうかの判断するのではなく、共用施設やコンシェルジュなどをトータルで見て、入居するかどうか判断するようにしましょう。
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