大学生になると、進学を期に一人暮らしを始める方も多いでしょう。
「大人の仲間入り」のような期待感を抱く一方、「どれくらい生活費がかかるんだろう」「生活費をきちんと支払えるだろうか」という不安もよく聞かれます。
限られた収入でやりくりするためには、生活にかかるお金を把握し、無駄遣いしないようにしっかり管理することが大切です。
この記事では大学生の平均生活費や一人暮らしの初期費用について、データを元にご紹介します。
- 一人暮らしの大学生の平均生活費
- 一人暮らしの大学生の平均収入
- 大学生が一人暮らしするための初期費用
- 大学生が生活費を節約するコツ
賃貸契約の流れや必要書類については、こちらの記事をご覧ください。

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Contents
一人暮らしの大学生の平均生活費

まずは、大学生の一人暮らしにかかる平均的な生活費についてご紹介します。
一人暮らし大学生の平均生活費

独立行政法人日本学生支援機構が行った「令和2年度学生生活調査」によりますと、一人暮らしの大学生の平均生活費は
- 学生寮で暮らす場合…834,700円(年間)
- 下宿やアパート暮らしの場合…1,108,400円(年間)
となっています。
大学生一人暮らしの生活費の内訳

独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、大学生の住居別の年間生活費内訳は次のようになっています。
自宅 | 学生寮 | 下宿・アパート | |
食費 | 85,500円 | 234,400円 | 273,400円 |
住居・光熱費 | – | 300,900円 | 497,700円 |
保健衛生費 | 40,900円 | 37,600円 | 42,300円 |
娯楽・嗜好費 | 128,500円 | 116,100円 | 136,200円 |
その他 | 131,600円 | 145,700円 | 158,800円 |
合計 | 386,500円 | 834,700円 | 1,108,400円 |
参考:独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査集計表 大学昼間部(速報値)」
次に、詳しい内訳について見てみましょう。
食費
自宅から大学に通うのであれば家族に食事を用意してもらえる場合が多いですが、一人暮らしだと3食すべてを自分でまかなう必要があるので、どうしても食費が高くなります。
一人暮らしの大学生の1ヶ月の食費は、だいたい20,000円~28,000円ほどです。
大学生は友達と外食したり学食で食べたりする機会も多く、一人暮らしでも食費がかさむことが多いでしょう。
学生寮や下宿に住んでいると食事を出してもらえる場合もありますが、アパート暮らしの大学生は食費を自分でうまくやりくりする必要があります。
家賃
大学生の一人暮らしで一番お金がかかるのは、家賃や光熱費といった「住居費」です。
全国大学生協協同組合連合会が2020年に行った調査(第56回学生生活実態調査の概要報告)によると、一人暮らし大学生の1ヶ月の平均住居費は52,910円となっています。
参考までに、代表的な地域のワンルームの家賃相場を見てみましょう。
- 東京23区…約6万〜10万
- 東京(23区以外)…約3万〜6万
- 大阪…約3万〜6万
- 名古屋…約4万〜6万
やはり、都市部に行けば行くほど家賃相場は高くなります。
大阪や名古屋でも、中心地の人気エリアに住もうと思ったら6万円以上は見ておいたほうがいいでしょう。
大都市の郊外地域や地方都市だと、学生用アパートは3万円ほどから探せます。
光熱費
家賃に続いて外せないのが光熱費です。
初めての一人暮らしだと、光熱費の平均額が分からず戸惑うことも多いでしょう。
平均金額(2020年) | |
電気代 | 5,489円 |
ガス代 | 2,935円 |
上下水道料 | 1,993円 |
光熱費合計 | 10,873円 |
出典:「家計調査 家計収支編 単身世帯」(総務省統計局)を加工して作成
一人暮らしの光熱費は、だいたい月1万円前後に収まることが多いです。
ですが、「都市ガスかプロパンガスか」や地域による差も大きいので、一概には言えません。
通信費
上で紹介した年間平均には含まれていませんでしたが、インターネット代・スマホ代といった「通信費」も必須です。
大学生であればスマホ代は家族に払ってもらえるかもしれませんが、自分で払う場合は月3,000〜5,000円ほどと考えておくといいでしょう。
さらにインターネットを契約する場合は月5,000円前後かかります。
娯楽・嗜好費
最後にかかってくるのが、「娯楽費」です。
大学生の本分は勉強ですが、大学時代は勉強以外にも友達と旅行に行ったり趣味の幅を広げたりといったいろんな経験ができる機会でもあります。
「時間があるうちに新しい習い事を始めたい」「経験値を増やすために海外に行きたい」などといった希望がある場合は、さらにお金が必要になってくるでしょう。
大学生の一人暮らしにかかるその他の費用

大学生の一人暮らしには、学費や初期費用など生活費以外にもさまざまなお金がかかります。
ここでは、大学生の生活に必要なその他の費用についてご紹介します。
大学生の学費の平均

生活費に加え、学費も自分で払わなければいけない学生の方もいるでしょう。
大学生の一年間の平均学費は以下のようになっています。
国立 | 公立 | 私立 | |
授業料 | 481,200円 | 486,800円 | 1,041,500円 |
その他の学校納付金 | 9,700円 | 19,200円 | 154,200円 |
修学費(教科書代など) | 48,600円 | 50,000円 | 46,200円 |
課外活動費(サークル活動費など) | 25,000円 | 12,200円 | 19,800円 |
通学費 | 27,500円 | 36,800円 | 49,000円 |
参考:独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査集計表 大学昼間部(速報値)」
学費は、やはり国立・公立より私立の方が圧倒的に高くなります。
自分で学費を払う場合は、奨学金制度などを上手く利用できるといいですね。
また、学費以外にも教科書代・文具代・図書代・サークルの活動費などで意外と出費が多くなります。
家から大学まで電車やバスを使う場合は、通学費も別途必要になるので注意です。
一人暮らしの初期費用

一人暮らしに必要なのは、毎月の生活費だけではありません。
一人暮らしを始める時の「初期費用」も、事前に見積もっておくと安心です。
- 物件契約の初期費用…約30万円
- 家具家電代…約10万円
- 引越し費用…約5〜10万円
1つずつご紹介します。
物件契約の初期費用
物件契約の初期費用には、敷金・礼金・保険料・初月の家賃・カギの交換代・仲介手数料などが含まれます。
家賃が6万円程度の物件だとしたら、初期費用の総額は約30万円ほどかかります。
大家さんにもよりますが、初期費用は家賃の約5ヶ月分と考えておくといいでしょう。
家具・家電代
一人暮らしを始めるには、一通りの家具・家電を揃えなければいけません。
洗濯機・冷蔵庫・照明・掃除機・勉強机・テレビ・ベッド・カーテンなど、ワンルームの家具家電を一通り揃えるのに、安くても10万円ほどはかかってくるでしょう。
さらにお皿や収納家具など細々したものを合わせると、もっと費用がかさみます。
また、パソコンやプリンターなど大学生活に必要な家電もそろえなければいけません。
引越し費用
初期費用で忘れてはいけないのが引越し代金です。
一人暮らしの引越しは、だいたい5万円前後で考えておくといいでしょう。
ただし、距離や荷物量によってはかなり料金に差が出ます。
業者によっては大学生限定の割引制度などもあるので、上手く活用していきましょう。
一人暮らしの大学生の平均収入

大学生の一人暮らしにかかる金額が分かったところで、大学生の平均収入についても見てみましょう。
自宅 | 学生寮 | 下宿・アパート | |
家庭からの給付 | 955,200円 | 1,279,300円 | 1,444,200円 |
奨学金 | 334,300円 | 476,700円 | 419,500円 |
アルバイト | 407,200円 | 180,500円 | 333,300円 |
定職収入・その他 | 35,000円 | 50,500円 | 55,700円 |
合計 | 1,731,700円 | 1,987,000円 | 2,252,700円 |
参考:独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査集計表 大学昼間部(速報値)」
「家庭からの給付」には、お小遣いや仕送りなどが含まれます。
データを見ても分かる通り、大学生の収入の大半は親からの仕送りなどでまかなわれています。
仕送りがもらえない学生は、奨学金とアルバイトでやりくりしていくことになります。
一人暮らしの生計を維持するのは大変ですが、寮に入ったり生活費を極力抑えたりといった工夫をして乗り切っていきましょう。
大学生の一人暮らしで生活費を節約するコツ5つ

収入が限られている大学生にとって、節約は常に悩みのタネになってきます。
子どもを一人暮らしさせている保護者の方も同じ思いでしょう。
ここでは大学生が生活費を節約する5つのコツをご紹介します。
家賃を抑える

まず抑えておきたいのが、生活費の中でもかなりの割合を占めてくる「家賃」の節約です。
一人暮らしの家賃は、立地や築年数などによって同じエリアでもかなり差があります。
- 敷金・礼金がかからない(もしくは安い)物件にする
- 駅から離れたエリアでも探してみる
- シェアハウスや下宿なども検討してみる
- 大手不動産業者だけでなく、地元密着の不動産屋さんにも聞いてみる
シェアハウスや下宿などは、一般的に普通のアパートより家賃が安くなる傾向があります。
また、地元の不動産業者は大手業者が持っていない情報も扱っているかもしれないので、家探しで迷ったときは一度訪れてみるといいでしょう。
駅から離れるほど家賃相場は低くなりますが、通学にお金がかかると本末転倒なので気をつけてくださいね。
特に女性は犯罪に巻き込まれる恐れもあるため、安さだけでなくセキュリティ面も重視するようにしましょう。
家具家電やネット付き物件に住む

家具家電付き物件やネット代込みの物件だと、初期費用や毎月の出費が安くなるのでおすすめです。
最近は、冷蔵庫・洗濯機・ベッド・収納家具など最低限の家具家電がそろった物件が増えてきています。
インテリアにこだわりがなければ、こういった物件にすると引越しも安くラクに済みますよ。
自炊をする

食費の節約に欠かせないのが自炊です。
自炊をすると、外食で1食あたり600円〜1,000円ほどかかるところを、1食300円程度に節約できます。
一人暮らしだと料理の消費量も少ないので、一度に多めに作って少しずつ食べることでさらに食費を減らせるでしょう。
自炊のスキルは、社会人として自立するためにも必要になってきます。
これまで自炊してこなかった人も、いい機会だと思って自炊にチャレンジしてみましょう。
格安SIMや学生割を利用する

毎月かかる携帯料金は、見直してみるとかなりの節約効果があります。
- 格安SIMに乗り換える
- 学生割を利用する
- 家族間通話無料プランに入る
- 通話料が一定時間無料になるプランにする
一人暮らしを機に携帯料金を自分で支払うのであれば、思い切って格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。
学生だと月1,000〜3,000円ほどでスマホを契約できます。
さらに、家族に電話する機会が増えることを見越して「家族間通話無料プラン」にしておくと、お金を気にせず家族と電話できますよ。
娯楽費は予算を決める

娯楽費は、生活費の中でも自分次第で節約しやすい費用です。
日々のコンビニ代、飲み会、外食費などを意識してセーブすることで、簡単に月5,000〜1万円ほどは減らせるのではないでしょうか。
1日200円のお菓子を1個我慢するだけでも、年間で見ると73,000円節約できます。
節約が苦手な方におすすめなのが「予算を決めること」。
好きに使ってもいい金額の上限をあらかじめ決めておくと、無意識に無駄な出費をしなくなりますよ。
まとめ
今回は、大学生の一人暮らしにかかる生活費や節約のコツなどをご紹介しました。
大学生の一人暮らしは、家賃・食費・学費・教科書代などを合わせるとかなりのお金がかかります。
かかるであろう金額をしっかり把握し、親元を離れても1人でやりくりする術を身につけましょう。
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